ホテルの経営形態について~一口にホテルと言っても種類は色々

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ホテルと一口に言っても、種類は色々あります。たとえば、シティホテル、ビジネスホテル、カプセルホテルなどです。

日本のホテルには「日本シティホテル連盟」と「日本ホテル協会」があります。ビジネスホテルなどエコノミー層向けのホテルは「日本シティホテル連盟」に加入しシティホテルと呼ばれる高級ホテルは「日本ホテル協会」に加入します。更にホテルには国内資本系と外資系のホテルがあります。国内資本系は専業系と電鉄系に別れ、分類方法は様々です。

立地や機能によるホテルの分類

ホテルは立地やクラスなどによって分類されます。たとえば、立地による分類ではアーバン、ダウンタウン、リゾート、アーバンリゾート、ターミナル、エアポート、シーサイド、テーマパークなどがあります。クラスによる分類ではラグジュアリー、ミドルクラス、バジェットなどです。機能で分類するとコンベンション、トランジェット、コミュニティになります。

大都市の中心部にある、大規模高級ホテルはシティホテルになります。都市部の駅周辺にあるビジネス向けのコンパクトなホテルはビジネスホテルです。行楽地などにある高級家格帯のホテルはリゾートホテル。テーマパークやショッピング施設が併設される高級ホテルは複合ホテルになります。宿泊機能に徹底した低価格なホテルはエコノミーホテルと呼ばれます。日本のホテル史に登場するようなレトロなホテルはオールドクラシックホテルと呼ばれ、テーマパーク周辺に建つホテルはテーマパークホテルと呼ばれます。

さらに、経営形態によるホテルの分類を以下に示します。

所有直営方式

電鉄や航空会社系を中心として資金に優れた企業が経営を行っていることが多い方式です。土地や建物を自社で所有して直接経営します。知名度があるホテルが多く、経営に安定があります。急速な店舗展開は難しいものの、社会的信用性があるためホテル経営の基本と呼べる経営方式です。

リース方式

土地や建物をは他の所有者がおり、賃貸することでホテル会社が経営を行う方式です。土地や建物の所有者は大企業が多く、経営を系列子会社が行うことが多いです。

管理運営受託方式

この方式には大きく二つの方法があります。
1.土地建物の所有者が運営を全てホテル会社に委託する方法
2.土地建物の所有者と運営会社が共同出資して運営する方法
マネジメントコントラクト方式とも呼ばれます。

フランチャイズ方式

ホテルチェーンにホテル経営者が加入する形で、経営のノウハウやホテル名の使用権などを得る方式です。経営者は売上の中から契約料を支払います。

リファーラル方式

独立した直営方式のホテル同士が協力して海外・国内のホテル相互で紹介や客室予約業務などを行う方式です。

アフィリエイト方式

世界中の直営ホテル、独立ホテルが共同組織を立ち上げパンフレットの作成、優先予約制度を作る方式です。日本では帝国ホテルが「ザ・リーディング・ホテルズ・オブ・ザ・ワールド」に加盟しています。

フランチャイズ方式、リファーラル方式、アフィリエイト方式はそれぞれのホテル同士が同じグレードなければ成り立ちません。同程度のサービスが受けられるかどうか、定期的に覆面調査も行われます。

ホテルの定義。ホテルと旅館はどう違う?

ホテルの定義とは?

ホテルは「旅客業法」に定められています。 「洋式の構造および設備を有する施設で、宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業」というのがホテルの条件で、以下を満たす必要があります。

具体的には・・・
1.洋室の客室が10室以上あること
2.部屋の広さは9平方m以上であること
3.適当な数の洋式浴室またはシャワーが備え付けられていること
4.水洗式かつ男女別のトイレがあること

また、旅客業法とは別に外国人客が宿泊しやすいように「国際観光ホテル整備法」というものもあります。

ホテルと旅館はどう違う?

旅館も「旅客業法」によって定められています。ホテルとは反対に「和式の構造~」とされています。つまり建物や部屋が和式なら旅館。建物や部屋が洋式ならホテルなのです。

しかし、実際にはホテルと旅館では細かな部分が異なります。たとえば、ホテルは靴を履いたまま部屋で過ごしますが旅館は靴を脱いで部屋で過ごします。食事もホテルは選択可能なのに対し、旅館は2食付いていることが多いです。料金も一般的に食事代を含めた価格になっています。

ホテルに仲居さんはいませんが、旅館に仲居さんはいます。ホテルでは部屋以外で浴衣の着用は認められませんが旅館は浴衣姿でロビーへ降りても問題ありません。宿泊人数はホテルはシングルでの宿泊もOKですが旅館では基本的に1部屋2人以上が一般的です。このように利用形態、ルール、料金など様々な違いがあります。

ホテルと旅館はその利用方法が違うのですから目的や行き先に合わせて使い分けるのが賢い方法です。

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