ホテルの種類あれこれ

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シティホテルとは

都市の中心部に立地しているホテルで、レストランや宴会場、会議場などを備え、多くの宿泊客に対応できるホテルです。大型の駐車場なども備えられています。

近年注目を集めるアーバンリゾートホテル

シティホテルの発展型として近年注目されているのがアーバンリゾートホテルです。シティホテルにリゾートホテルの機能を持たせたホテルで都心部にありながら、スパやアミューズメント施設などが付帯していたりすぐ近くに隣接しており、宿泊と遊びが同時に楽しめるホテルとなっています。多くの観光客、ファミリー、ビジネス客にと幅広い利用者に宿泊施設を提供しています。

ダウンタウンホテル

シティホテルとビジネスホテルの中間に位置する中規模のホテルです。シティホテルほどの豪華さ、部屋数はなく、価格もデラックスとエコノミーの中間帯です。利便性が良く、利用しやすい家格帯なので、ビジネスと観光客の両方をターゲットとしています。地方自治体などでは婚礼の招待客を宿泊させるために利用されるなど地域の中心となっているホテルも数多くあります。

ビジネスホテル

駅周辺、都心部にあるリーズナブルな価格帯のホテルです。主な利用者は出張してきたサラリーマンなどのため客室はシングルが多くなっています。室内にはユニットバスがあり、部屋は狭いものの機能的になっています。併設されるレストランも朝食が取れるくらいのもので客単価が低い分、回転率を上げる経営が行われています。近年ではより価格を抑えた「BB(=ベッド&ブレックファースト)」に特化した業態のホテルも登場しています。

リゾートホテル

海辺や温泉、スキー場、ゴルフ場などの観光資源に恵まれた立地にある宿泊施設がリゾートホテルです。日常生活から離れ、ゆったりとした気持ちで休暇を楽しむためのホテルで非日常的なくつろげる空間と、おいしい食事が求められます。欧米人など長期休暇を利用して長く滞在して保養する客もおり、新たなターゲットとなっています。

複合型ホテル

テーマパーク、大型ショッピングアーケード、駅ターミナルビルなど他の業種と一体化したホテルを複合型と呼んでいます。有名なところでは東京ディズニーランド、USJ、長崎ハウステンボス、六本木ビルなどがあります。人が多く集まる施設にホテルが併設されているため、便利性がとても高いです。近年では道路公団の民営化に伴い、ハイウェイ併設のホテルも検討されています。実現すれば、高速を使った移動がますます便利になります。

エコノミーホテル

ビジネスホテルよりも更に低価格で、宿泊のみに特化したホテルです。あらゆるサービスを削ることで、価格を下げています。チェックインは自動で行い、アメニティも簡素化。朝食はパンのみ、など様々なコスト削減を行っています。宿泊のみの提供で満足というニーズもあり、人気のホテルとなっています。

その他

変わったところでは、企業の保養地を利用者が買い取る形式のホテルなどがあります。利用者は規約に応じて利用が認められ、客室にはキッチンを併設している施設が多いです。都市部やリゾート地、どちらにもあります。

ホテルの業態は実はとても曖昧

たとえばコンビニとスーパーは大きく業態の違いが明確です。しかしホテル業界の区分は実に曖昧で、シティホテルとビジネスホテルなど明確な業務区分というものがありませんでした。

シティホテルの原型と言われるのが1878年に開業した帝国ホテルです。現代のビジネスホテルに該当するのが、1938年に開業した新橋第一ホテルです。新橋第一ホテルは東洋一の規模で、東京新橋駅にオープンしました。セールスポイントとして東京―大阪間の二等寝台料金よりも安い価格で泊まれることから、ビジネスホテルのように気軽に泊まれるホテルでした。

しかしこの時代のホテルには、明確な区別というものはなくどんな値段、規模、立地のホテルでも全て「ホテル」と呼ばれていました。こうした背景から、現代の日本でも値段や部屋のグレード、立地などホテルによって違いはあるものの、あまりホテルがどう区別されているのかを意識する人はほとんどいません。

ホテルの定義が決められたのは「旅館業法」が1948年に制定されてからです。更に翌年の1949年に国際観光ホテル整備法が施行されました。現在では欧米の分類方法と、日本型経営の分類方法が混雑しているためホテル業態は実はとても曖昧なものになっています。業界内でも統一された基準というものがないのです。

社会法人日本ホテル協会の入会基準とは?

・客室総数が50室以上
・シングルルーム (15平方m以上)、ツインルーム(22平方m以上)の
合計が客室総数の半数以上
・フロントの近くにはイスやテーブルが備え付けられ基準値以上の面積ロビーがある
・毎食時において洋食の食事が提供できる食堂が1箇所以上ある

こうした基準を満たすことが、社会法人日本ホテル協会への加入条件となっています。他にもフロント要員の人数の確保など細かい入会基準がありますがこれらを満たすことが、いわばホテルの区分となっています。

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