LCCより安いのは船!フェリーの魅力に気づき始めた人が増加中

さんふらわあフェリー

国内観光の足として船を考えたことありますか? 1円でも安くすませたいならLCCか高速バス。速さや便利さを求めるなら新幹線で、という人がほとんどなのでは!? 豪華客船の旅ならいざ知らず交通手段となるとなかなか船には思い至らないもの。

ところが、近年、フェリーを使う人が増えています。たとえば、関西~九州間のフェリーを運航する『フェリー さんふらわあ』。九州新幹線の開通やLCCの就航などもあって、一時、利用客激減が叫ばれましたが2011年以降、売り上げを伸ばしています。その理由は、そして、新幹線でも飛行機でもなくフェリーを選ぶ魅力はどこにあるのでしょうか。

大阪~大分の運賃が往復で1万円! 実は、フェリーがいちばん安い!?

船に泊まろう

『フェリー さんふらわあ』が人気を集めるきっかけとなったのが、2011年に企画した“弾丸フェリー”です。これは、関西~大分間などの往復が0泊3日で1万円からという型破りの格安ツアー。神戸港を出港して船中で一泊。大分港についたら半日観光して再び船中泊して帰るというもの。宿泊代がいらないのですから、ほんとに1万円ちょっとあれば大阪からの別府温泉旅行が叶ってしまいます。おそらく何よりも安い交通手段でしょう。現在も、“弾丸フェリー”の人気は衰え知らずで阪神電車版や山陽電車版など、それぞれの港へのアクセスつきで1万円から期間限定販売されています。

また、“船に泊まろう。”というプランも販売されていて、大阪~別府、神戸~大分間が、片道7,090円から。これは、夜に関西の港を出て朝に大分へ着くというもの。運賃だけを比較すれば、とびきり安いというわけではないですが宿泊代を考慮すればやはりリーズナブル。“船旅は、時間がかかるわりに、運賃が安くない”というのは、今や昔、なのです。

ホテルで過ごす感覚だから、所要時間も気になりません

さんふらわあの室内

『フェリー さんふらわあ』の関西~九州の所要時間は12時間近く。いくら宿泊代が節約できるといっても船中泊が過酷だと、リピートしようという気にはなりません。“弾丸フェリー”や“船に泊まろう。”プランの需要の高さは、船旅が予想以上に快適であることの証ではないでしょうか。

“船に泊まろう。”プランの場合、乗船すると、まずは、ジャズのライブ演奏などでお出迎え。豪華客船の気分を、ちらりと味わわせてくれます。船内にはビュッフェレストランや展望浴場がありますし、なによりホテルのようにベッドで眠れるのがうれしいところ。移動中に、完全フルフラットのベッドで眠れる交通手段は、飛行機のビジネス、ファーストクラスか、寝台車ぐらいですから。ちなみに、7,090円の最低価格だと相部屋になってしまい、ひとり旅の女性には気になるところですが、ちゃんとレディースルームが用意されています。

最大の心配事は船の揺れですが、それもふだんは穏やかでほとんど気にならないといいます。あとは運を天に任せ天候が荒れないことを祈るのみ!? 天候に恵まれれば、のんびりと湯船に浸かりながら大海原から昇る朝日を臨めるなんてことも。これは、まさに船旅でしか味わえない贅沢ですよね。こうした快適さが、格安プランをとおしてこれまでの顧客であるドライバーから一般の人に広がったことがフェリー人気につながっているのかもしれません。

フェリーはペットと一緒に旅ができる希少な交通手段

さんふらわあはペット乗船OK

雑誌で猫や犬を特集すれば完売するほど近年はちょっとしたペットブーム。動物を飼っているひとり暮らしの人も多いのではないでしょうか。旅を計画するとき、そうした人たちの頭を真っ先に悩ませるのが留守中のペットのこと。ペットホテルを予約するのか、シッターを探すのか、いつもひと苦労なのでは? 

でも、『フェリー さんふらわあ』の神戸~大分航路なら、その心配は無用。ペットを連れて乗船することができるんです。運賃とは別に8,600円からのペット室料金がかかってしまいますがペットホテルに預けるのも同じこと。なにより、全室海側の部屋でペットと一緒に瀬戸内海の眺望が楽しめると聞けば高いとは思わないはず。フェリーはペットが乗船できる場合が多いですから、これも、いまの時代に人気を呼ぶ要因のひとつです。

今後、ますます快適になりそうな船の旅

『フェリー さんふらわあ』の大阪~鹿児島・志布志間には、2018年、新しい船が登場する予定です。これまでより大幅に増えて94室となる個室には全室にトイレ、シャワー、洗面スペースを完備。3フロア吹き抜けのエントランスを作るなど、客船のように寛げる意匠を目指しているそうです。フェリーは関西~九州間に限らず東京~北海道もありますし、最近は豪華客船のワンナイトクルーズにも人気が集まっています。国が地方の活性化や外国人旅行者の誘致に向けてクルーズに力を入れていることもあり船旅は今後ますます充実しそうな気配です。

そういえば、ニューヨークでもフェリー通勤がビジネスマンの間で流行中とか。これまで、旅の交通手段として船を検討してこなかった人もそろそろプランに加えてみてはいかがですか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。