【JALプレミアムエコノミーのおトク度調査】エコノミーとの違いって?

JALプレミアムエコノミーのシート

航空会社のホームページでチケットを検索すると、4クラスの運賃が出てくることが多くなりましたよね。ファースト、ビジネス、エコノミーと、そう、プレミアムエコノミークラスです。旅行会社のツアーにも“プレミアムエコノミーで行く~への旅”のような企画も登場しています。なんとなく想像はできるものの、具体的にエコノミーとは、何がどう違うの? リーズナブルに購入する方法はあるのでしょうか?

ビジネスとエコノミーの格差から生まれたプレミアムエコノミー

その昔、飛行機は、ファーストとエコノミーの2クラスだったのをご存じでしょうか。海外旅行が一般的になり、エコノミークラスを割引運賃で利用するツアー客が増える中、正規の運賃で利用する顧客へのサービスとして登場したのが、ビジネスクラスでした。

導入当初は、エコノミーよりちょっと快適という程度でしたが、各航空会社がこぞってビジネスクラスに力を入れたことで、どんどんグレードアップ。結果、エコノミーとの格差が広がっていく結果になりました。

そこで登場したのが、プレミアムエコノミーです。位置づけとしては、導入当初のビジネスクラスに近いでしょうか。航空会社によって呼び名は、エグゼクティブエコノミー、エコノミーコンフォート、エコノミーエクストラなどいろいろですが、多くの航空会社が続々と導入しています。ちなみにプレミアムエコノミーという名称はJALとANAで用いられています。

機内食はエコノミーのままで、シートがより快適に

プレミアムエコノミーとエコノミーの違い

では具体的に、エコノミーとどこが違うのでしょうか。それはズバリ、シートの快適さです。
エコノミーを利用していて何が辛いかといえば、やはりシートの狭さ。足は伸ばせないですし、シート間隔が狭いですからあまり背もたれを倒すわけにもいきません。窓際に座っていれば、トイレに行くのもなんだか申し訳ない雰囲気に……。フライトも10時間を超えれば、腰は痛くなってくるわ、足はだるくなるわ……。飛行機に乗るたびに、“機内食なんてエコノミーのもので十分だから、せめて、このシートなんとかしてくれないかなぁ”と思っていた人も多いのでは?

そんなニーズに応えたのが、プレミアムエコノミーです。機内食や飲み物などのサービスはエコノミーのまま、シートがより快適になったクラスと思っておけばいいでしょうか。サービス内容は航空会社によってまちまちですが、チェックインや搭乗がエコノミーより優先されたり、空港ラウンジが利用できたりといったアドバンテージもあるようです。

JALプレミアムエコノミーのシートは、新幹線のグリーン車並みの快適さ!

プレミアムエコノミーとエコノミーをシートで比較

JALプレミアムエコノミーのシートピッチ

実際、エコノミーのシートと、どのぐらい違うのでしょうか。航空会社や機種によって多少異なりますが、JALの場合、シートピッチと呼ばれる足元の広さが、おおよそ10センチほど広くなっています。さらに、ふくらはぎの疲れが軽減できるレッグレスト、足を置けるフットレストがついているシートがほとんど。人ひとりが通るにはまだ狭いですが、それでもだいぶラクですよね。

JAL SKY PREMIUMのシートは秀逸!

JALプレミアムエコノミーのフットレスト

中でも、JALがプレミアムエコノミーに導入しているJAL SKY PREMIUMは優秀です。シートピッチが107センチ! 新幹線のグリーン車よりも少し狭いぐらい。背もたれも後ろの人に気兼ねなく倒せるシェル型と呼ばれるシートですから、ちょっと前のビジネスクラスぐらいの快適さがあります。

リーズナブルに乗りたいなら、直前アップグレードがおすすめ

JALプレミアムエコノミーの料金

問題は運賃ですよね。エコノミーとはどのぐらい違うのでしょうか。
エコノミー料金の倍額以上の航空会社もあれば、6割増し程度のところもあります。それでも、ふだんエコノミーを利用していたら、やはり高いと感じてしまいますよね。しかも、プレミアムエコノミーを利用したいと思うのは長距離路線ですから、なおさらです。

では、もう少しリーズナブルに利用する方法はないのでしょうか。狙い目は直前のアップグレードです。JALでは搭乗する当日、プレミアムクラスシートに空席があった場合、追加料金を払えばエコノミーからプレミアムエコノミーへアップグレードすることができます。

東京発JALプレミアムエコノミー直前アップグレードの追加料金例

プラス3万円でアップグレード

サンフランシスコ・ロサンザルス・ニューヨーク・シカゴ・シドニー・ロンドン・パリ・フランクフルト

プラス2万円でアップグレード

ジャカルタ

プラス1万円でアップグレード

香港・シンガポール・バンコク

ちなみに、成田~シンガポール間エコノミーとプレミアムエコノミーの通常料金は

エコノミー:36000円
プレミアムエコノミー:166000円(直前アップグレードなら46000円)
これを見れば、直前アップグレードが猛烈にお得ですよね。

ウェブチェックインをする際、あまりいい席が残っていなかったら空港で聞いてみるのもいいかもしれません。また、ルフトハンザなど海外の航空会社では、入札制で販売しているところもあります。“この金額なら、アップグレードします”という金額を提示し、もし入札できればアップグレードできる仕組み。そのほか、キャンペーンを行っているエアラインも多いですし、海外の航空会社の場合は、カウンター近くでアップグレードを呼びかけていたりカウンターで提案されることもありますから覚えておくといいですね。

少しでも快適なエコノミーシートを選ぶ、という選択もあり

もっとも、一般の旅行者にとっていちばんありがたいのは、エコノミークラスのシートが少しでも快適になることですよね。航空サービス調査会社スカイトラックスによるシートランキングで、2015年、1位に選ばれたのは、JALのエコノミークラスSky Wider。これは、シートピッチが通常のエコノミーより10センチ弱広くなっていて、まさに“新・間隔エコノミー”のコピーどおり。

JALのSKYWIDERシート

同じ調査で2位になったのは、バリ島などに飛んでいるガルーダ・インドネシア航空。スカイトラックス社の調査で、世界最高のエコノミークラスと評されたことのあるこの航空会社のシートも、JALと同じような足元の広さで、クラス問わずヘッドレストがついています。こういう航空会社の飛行機に乗るというのも、選択肢のひとつです。

これから導入する航空会社や路線が増えそうなプレミアムエコノミー。まずは、直前のアップグレードやキャンペーンなど、リーズナブルな価格で購入して乗り心地を試してみたいですね。