ストップオーバーとオープンジョー航空券で2都市滞在のお得ワザ

2都市滞在する予約方法

“ロンドン、パリ7泊8日”“北欧2都市滞在”。航空券の買い方ひとつで、旅行会社のツアーのような旅が自分でカスタマイズできるのをご存じですか?海外航空券の購入方法は、片道、往復だけではないんです。往復航空券で3都市訪れることもできれば、アジアとヨーロッパの都市を一度の旅で満喫してしまう、なんて欲張りな旅も実現できるんです。チケットを手配するのも難しくはありませんからツアーに飽き足らなくなったらチャレンジしてみてはいかが。

ストップオーバーなら往復のチケット代でもう1都市滞在できる

ストップオーバーとは航空券には片道と往復、そしてそれぞれに直航便と乗り継ぎ便がありますよね。乗り継ぎ便というのは、言うまでもなく、いずれかの都市を経由して、目的地まで運航される飛行機のこと。よくいわれるトランジットですね。でもこの時、乗り換えるついでに乗り換え地で出国してしまい、何日か滞在することができるんです。これを“ストップオーバー”と言います。日本語で“途中降機”なんて書かれていることもあります。

たとえば、東京~ロンドン間の往復チケットを購入する場合

行きは、ロンドンまでの直航便にし、帰りをパリ経由にしてパリで2、3日滞在して東京へ戻ってくる、という買い方です。このストップオーバーは通常の往復運賃でできる場合もありますし、5000円、1万円ぐらいの追加料金がかかる場合もあります。でも、ちょっと追加するだけで、もう1都市楽しめるのですから日程に余裕があるなら利用しない手はありませんよね。ただし、制限もあります。そもそも利用する航空会社が発着していない都市には当然ですがストップオーバーはできませんし、券種によってはできないものもありますから航空券を買う際に確認しましょう。

ヨーロッパ旅行の帰りに、アジアも楽しめるストップオーバー利用法

ストップオーバーするのに追加料金がかからないどころか、宿泊するホテルを割引してくれるエアラインもあるんです。エアラインの格付けでいつも高い評価を得ているシンガポール航空がそのひとつ。ここは、ストップオーバーホリデイというプランを用意しています。

たとえば、東京~バリ島の往復航空券の場合

行きはバリ島まで直航で行き、帰りにシンガポールに立ち寄ると、ホテルが割引料金で宿泊できたり空港からホテルまでの送迎やリバー・ボートツアー、観覧車シンガポールフライヤーなどが無料になります。バリ島のみならず、目的地がオーストラリアのパースやヨーロッパの都市でも同じこと。

エティハド航空のストップオーバー割引例

UAEのエティハド航空はドバイに次ぐ都市として急成長しているアブダビが本拠地。ここにストップオーバーをすると1泊目のホテル料金が割引に、2泊目は無料になるというキャンペーンを行っています。長い時間、機内に缶詰になっていると疲れますし、なにより、アジアとヨーロッパ、アジアとオセアニアなどがリーズナブルに楽しめるのですから欲張ってみるのもいいのでは?

ストップオーバー向けのツアーが検索できるサイトも登場

ストップオーバー・イン・フィンランド日本から最短最速でヨーロッパに行けるフィンランドのフィンエアー。この航空会社では、ヘルシンキでストップオーバーすると楽しめる、リーズナブルなツアーが検索できるサイト「ストップオーバー・イン・フィンランド」を、2016年4月に開設しました。1泊のヘルシンキ観光、サンタクロース村のあるラップランドを訪れる2泊の観光など、いくつかのツアーが選べるようになっています。

また、ストップオーバーではなく乗り継ぎ時間24時間以内のトランジットでも利用できるツアーも用意されています。ヴァンター空港からヘルシンキ市内へは30分程度で行けますから世界のトレンドをリードする北欧の雰囲気を体験してから目的地に向かうのもいいのではないでしょうか。

海外の航空会社を利用する場合、経由地は当然、その会社が拠点としている都市になりますよね。せっかくそこで乗客が降りるのですから航空会社としてもスルーしないで観光してほしいと考えるのはもっともなこと。あなたが利用を考えている航空会社でも、そうしたサービスがあるかもしれませんから予約する際、聞いてみるのもいいですね。ただ、ストップオーバーで気をつけておきたいのは入国ビザのこと。同じユーロ圏内のストップオーバーなら問題はないのですが入国する国によってはビザが必要になりますから必ず調べておきましょう。

車や鉄道の旅も楽しみたいなら、オープンジョーも選択肢に

オープンジョーとは往復航空券には、ストップオーバーともうひとつ、オープンジョーと呼ばれるチケットがあります。これは、到着地と出発地が異なるチケットのこと。たとえば、東京からサンフランシコに入り、ロサンゼルスから東京に戻ってくる、あるいは、パリに入ってミラノから戻ってくるといった買い方ができるんです。現地でレンタカーを借りて車で移動したい。鉄道の旅も楽しみたいという時に便利です。空港と駅ではまったく趣が違いますし窓の外に流れる風景も鉄道の旅ならではのものですよね。

ちなみに、海外の鉄道チケットを買う時に覚えておきたいこと

それは、ユーロスターにしてもTGVにしても海外の鉄道は航空券と同じように買う時期や条件によって値段が大きく違うこと。日本では新幹線にしても寝台特急にしても、いつ買っても値段は変わりませんよね。でも海外では早く買えば買うほど安いですし変更できるチケットか否かでも違ってきますから安さを追求するだけでなく旅程を考えて選ぶことも大切です。

行きたい都市をひとつでも多く旅できるのはもちろん、意外な都市を訪ねる機会が得られるのもストップオーバーの魅力のひとつ。経由地にちょっと立ち寄ってみたら思いがけない魅力に触れることができるかもしれませんね。