そのクレカで大丈夫?海外旅行保険つきクレカ選び4つのコツ

海外旅行保険つきのクレジットカード

たとえ、現金主義でも、海外旅行となれば、話は別。クレジットカードは必携です。その理由のひとつが、“安心”。いざという時の支払いもさることながら、最近は、海外旅行保険がついているカードも多いですから、そのために携帯するという人は増えているのではないでしょうか。

でも、持っていくカードは1枚だけで大丈夫ですか? 補償は手厚いですか? また、カードによっては、海外旅行に係るさまざまなサービスがついているので、上手に使って、安心して海外旅行を楽しみましょう。

年会費無料でも、海外旅行保険がついたクレカがある

“2泊3日の韓国旅行だし、入らなくてもいいかなぁ”と思っても、“もし何かあったら困るし……”と、いちばん補償の低い掛け捨ての海外旅行保険を選ぶ。少し前まではそんな人が多かったはず。でも、最近では、海外旅行保険がついたクレジットカードが認知されてきたので、そちらを選ぶ人も多いのではないでしょうか?

海外旅行保険がついたカードには、大きく分けて2種類あります

自動付帯
持っているだけで自動的に海外旅行保険として使えるクレカ

利用付帯
旅行代金をそのカードで支払った場合に使えるなど、なんらかの制限がついているクレカ

これは、クレジットカードを選ぶ際のいちばんのチェックポイントです。“でも、たまにしか行かないのに、カードの年会費を払うのは……”という声も聞こえてきそうですが、実は、年会費無料で、海外旅行保険がついたカードがあるんです。年会費無料のカードの場合は、“利用付帯”が多いのですが、中には“自動付帯”のものもあります。

例えば、エポスカード、レックスカード・ライト、プラスハッピーUCカードなどがそう。年会費無料で、海外旅行保険が自動付帯ならば、迷う余地はなさそうですが、たとえば、傷害・疾病の補償限度額が、最高クラスでも200万円程度と、やはり、ステータスカードなどに比べれば、補償の面で物足りなさは残ります。

海外旅行保険の補償内容で最重要項目は?

補償内容は以下の5つに分類することができます。

  1. 死亡・後遺障害
  2. 傷害・疾病
  3. 携行品の破損・盗難
  4. 賠償責任
  5. 救援費用

この中で重要なのは「傷害・疾病」の補償金額です。なぜならこの5項目の内、海外旅行中に最も発生しやすいのが病気・ケガだからです。「携行品の破損・盗難」も発生する確立が高いですが、自分で気をつけることである程度防ぐことが可能ですし、仮に盗難にあったとしても数万円の被害でしょう。しかし、病気・ケガはどれだけ気をつけていても起こってしまうものです。また、海外での医療費は高額で日本の医療費とはケタが違います。(例えば、ハワイで盲腸の手術をすると300万円程度)やはり、最低でも傷害・疾病補償として200万円は欲しいところです。

これをふまえて2つの年会費無料クレカの補償内容を見てみましょう

エポスカード:傷害・疾病の保証は無料カードの中では最高クラス

エポスカード補償内容(年会費無料)
死亡・後遺障害/500万円
傷害・疾病/200万円・270万円
携行品の破損・盗難/20万円
賠償責任/2000万円
救援費用/100万円

 

レックスカード・ライト:補償はソコソコ、ポイント還元率が高く普段使いに

レックスカード・ライト補償内容(年会費無料)
死亡・後遺障害/2000万円
傷害・疾病/200万円・200万円
携行品の破損・盗難/20万円
賠償責任/2000万円
救援費用/200万円

 

頻繁に海外旅行に行くなら年会費に縛られず、サービス充実のカードを選ぶ

セゾンブルーアメックス少なくとも年に数回は海外旅行に出かけている、という人は、そこまで年会費無料にこだわる必要はないかもしれません。

ステータスカードは難しいにしても、たとえば、海外旅行に強いといわれるセゾンブルー・アメリカンエキスプレスカードは、年会費が3,000円(税抜き)です。それで、海外旅行保険が自動付帯。傷害・疾病の補償限度額も300万円と、無料のカードに比べて圧倒的に手厚くなっています。

加えて、帰りの空港(成田国際空港、羽田空港国際線ターミナル、中部国際空港、関西国際空港)から自宅までの手荷物宅配サービスがスーツケース1個までは無料ですし、空港でのコート預かりサービスやWi-Fiの割引もあります。パスポートを紛失したなど、なにかトラブルがあったときに日本語で対応してくれるアシスタンスサービスがあるのも安心材料のひとつ。

保険会社の掛け捨て保険でも、2泊3日の韓国旅行で1,500円はかかりますから、いろいろ利用すれば年会費を差し引いても割安ではないでしょうか。

補償内容(年会費3000円)
死亡・後遺障害/3000万円
傷害・疾病/300万円・300万円
携行品の破損・盗難/30万円
賠償責任/3000万円
救援費用/200万円

海外旅行保険つきクレカの2枚持ちで、傷害・疾病保障額も2枚分!

傷害・疾病の補償限度額が200万円なら、年会費無料のカード1枚で十分なのでは?と思っても不思議ではありませんよね。でも実は、十分とはいえないんです。海外では救急車も有料、通訳などをつければさらに費用がかかりますから想像以上に高額な治療費が請求されることも多々。中には、1億円近く請求されたケースもあったようです。そうした事情を考えれば、補償は少しでも手厚くしておきたいもの。

海外旅行保険には、よく“最高2,000万円補償”などと書かれていますが、これはほとんどが死亡時のもの。選ぶうえでチェックしたいのは、むしろそれ以外のところ。旅先で病気やケガをした時に必要になる傷害・疾病費用と、スーツケースやカメラ、スマートフォンといった携帯品の破損や盗難の補償です。

海外旅行者を対象にしたある調査によれば、なんらかの保険のお世話になったケースで、もっとも多かったのが、傷害・疾病費用、次いで携行品損害だそうです。では、どうするのが賢い方法でしょうか?

おすすめは保険つきカードを2枚携帯すること。傷害・疾病や携行品損害の補償額は加算ができるんです。つまり、傷害・疾病の補償額200万円の保険がついた年会費無料のクレジットカードでも、それを2枚持っていれば400万円まで補償されるということ。ただし、同じ会社の場合は加算してもらえないので、選ぶ時は異なる会社のものを。また、保険の内容を見る時はキャッシュレスで治療をしてもらえるかどうかもチェックしておきましょう。

クレカを2枚携帯していれば、ホテルやレストランで困らない

クレジットカードを2枚携帯することをおすすめする理由は、保険以外にもあります。

一番心配なのがカードを紛失したり盗まれてしまった場合ですね

海外では、ホテルの支払いはカードが主流。中には、カードでしか支払えないところも結構ありますからカードがないと路頭に迷ってしまう危険性も!また、自分が持っているクレカのブランドがホテルや店によって使えない場合も(JCB要注意)。また、使えるブランドのはずなのに、そして利用限度額に達しているわけでもないのになぜか使えないという原因不明のケースも意外にあります。そんなときのためにも、クレカの2枚持ちが安心なんです。もちろん買い物しすぎて利用限度額が超えてしまった、なんて時にも。

海外旅行にクレカの2枚持ち!カード会社はどこを選ぶ?

5大クレジットカード会社

カード会社には、主なところで、VISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Clubの5つの国際ブランドがあります。そのうち、VISAとMasterCard 、特にVISAはほとんどの国と地域で使えますから、異なる会社から発行された海外旅行保険付きのカードを2枚持つなら、1枚はVISAにしておくといいですね。もちろん、2枚のカードは別々の場所に入れ、サポートサービスの電話番号をメモしておくことも忘れずに。

交通機関、量販店、商業施設……。カードを作る機会が増えています。もしかしたら、ほとんど使わずタンスの肥やしになっているカードにも海外旅行保険が付いていたり海外旅行の特典があるかもしれません。旅行を計画しているなら、一度チェックしてみてはいかがですか。